交通量調査は、道路整備計画や渋滞対策、商業施設の出店判断など、さまざまな場面で活用されています。しかし、「なぜわざわざ車や人を数える必要があるのか?」「調査結果はどのように使われているのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、交通量調査が「何のために」行われるのか、行政・自治体と民間企業それぞれの目的や具体的な活用事例を詳しく解説します。
また、実際に調査を依頼する際のポイントも紹介しますので、交通量調査の実施を検討されている方はぜひ参考にしてください。
目次
交通量調査とは?
交通量調査とは、特定の道路や交差点などを通過する車や人の数を数え、その交通の流れを詳しく調べる調査のことです。
道路脇に座って車の台数を数えている人の姿を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。実はあの作業、単なる数取りではなく、私たちの暮らしやすい街づくりに欠かせない大切なデータを集めているのです。
なお、調査対象が自動車の場合は「交通量調査」、歩行者の場合は「通行量調査」と呼び分けることもありますが、歩行者のカウントも含めて広く「交通量調査」と呼ぶケースも多くあります。
1. 交通量調査の調査対象
交通量調査では、以下のような対象を調査します。
- 自動車(乗用車、トラック、バスなど車種別)
- 自動二輪車(バイク)
- 自転車
- 歩行者
- 特殊車両(タクシー、緊急車両など)
交通量調査の対象は、調査の目的によって変わります。たとえば道路整備を検討する場合は自動車の台数や車種が重要ですし、商業施設の出店を考える場合は歩行者の数や属性が鍵となります。
また、最近では自転車専用レーンの整備が進んでいることもあり、自転車の通行量を重点的に調べるケースも増えています。 このように、何を調査するかは「その調査で何を知りたいのか」という目的に合わせて選ばれるのです。
2. 交通量調査の実施方法
交通量調査には、主に以下のような方法があります。
- 人手カウント(調査員が目視で数える方法)
- 機械計測(道路に設置したセンサー等で自動計測)
- AI画像解析(カメラ映像をAIが解析して自動集計)
- 車両感知器(道路に埋め込んだ装置で通過車両を検知)
- ドローン調査(上空から撮影して分析)
従来は人が道路脇に座って手作業で数える方法が主流でしたが、最近ではテクノロジーの進化により、カメラやセンサーを使った自動計測が増えています。
特にAI画像解析は、車種の識別だけでなく、歩行者の性別や年齢層まで推定できるようになってきました。ただし、複雑な交差点や細かい調査項目が必要な場合は、今でも熟練した調査員による人手カウントが正確で信頼性が高いとされています。
3. 交通量調査で分かること
交通量調査を行うことで、以下のようなことが分かります。
- 時間帯別の交通量(朝夕のラッシュ時、昼間、夜間など)
- 曜日による交通量の変化(平日と休日の違い)
- 車種別の構成比(乗用車、トラック、バスの割合)
- 進行方向別の交通量(右折・左折・直進の台数)
- 渋滞の発生状況や混雑度
- 歩行者や自転車の通行パターン
- 季節による交通量の変動
これらのデータを分析することで、その道路がどのように使われているかが見えてきます。たとえば「平日朝7時から9時に大型トラックが集中している」「休日午後は家族連れの歩行者が多い」といった具体的な傾向が分かるのです。
こうした情報は、単なる数字の羅列ではなく、道路をより使いやすくしたり、安全な街を作ったりするための貴重な判断材料となります。
交通量調査は何のために行うのか?

交通量調査は、私たちの生活をより便利で安全にするために欠かせない調査です。主な目的としては、以下のようなものがあります。
- 道路整備・改良計画
- 渋滞・交通混雑の対策
- 安全対策・事故防止
- 都市計画・まちづくり
これらの目的は、調査を実施する主体によって重点の置き方が異なります。ここでは、【行政・自治体編】と【民間企業編】に分けて、それぞれどのような目的で交通量調査が活用されているのかを詳しく見ていきましょう。
交通量調査の主な目的【行政・自治体編】
行政や自治体が交通量調査を行う主な目的を以下の表にまとめました。それぞれ詳しく見ていきましょう。
| 目的 | 調査内容 | 主な活用例 |
|---|---|---|
| ①道路計画・建設のための基礎資料収集 | 現在の交通量、車種別構成、時間帯別変動 | ・道路交通センサス(5年に一度の全国調査) ・管内交通量調査(国・自治体の定期統計) ・新規道路の必要性判断 ・道路規模の決定 |
| ②渋滞対策と交通円滑化 | ボトルネック箇所、ピーク時間帯の交通量 | ・信号タイミングの調整 ・車線増設の検討 ・バイパス道路開通後の効果測定(供用前・直後・半年後) |
| ③道路の維持管理と改良 | 利用頻度、大型車通行量 | ・補修優先順位の決定 ・信号機の設置場所と時間配分 ・時間帯別の信号制御 |
| ④交通安全対策 | 歩行者・自転車通行量、車の速度・進行方向 | ・事故多発地点の原因分析 ・横断歩道の設置 ・ガードレールの増設 |
| ⑤まちづくりと都市計画 | 交通動線、人の流れ、移動パターン | ・市街地再開発 ・駅前広場の配置設計 ・バス路線の見直し |
| ⑥観光・イベント対策 | 繁忙期と閑散期の交通量、イベント時の混雑度 | ・臨時駐車場の確保 ・シャトルバス運行計画 ・オリンピック、国体、花火大会などの交通規制 |
| ⑦工事中の影響調査 | 工事前の交通量、工事中の混雑状況 | ・車線規制による渋滞予測 ・工事スケジュールの最適化 ・迂回路の案内強化 |
①道路計画・建設のための基礎資料収集
新しい道路を作ったり、既存の道路を拡幅したりする際、行政はまず「本当にその道路が必要なのか」「どれくらいの規模にすべきか」を判断しなければなりません。
そのための客観的なデータとして交通量調査が活用されます。現在の交通量を把握することで、将来的な需要予測が可能になり、無駄のない効率的な道路整備計画が立てられるのです。
特に重要なのが、国土交通省が中心となって実施する「道路交通センサス」です。これは5年に一度、日本全国の主要な道路で一斉に交通量を測定する大規模調査で、国や自治体の道路政策の根幹を支える基礎資料となっています。過去のデータと比較することで、交通量の増減傾向や交通パターンの変化が明確になり、時代に合わせた道路整備を進めることができます。
また、定期的な統計調査として「管内交通量調査」が実施され、地域の交通実態を継続的に把握しています。
②渋滞対策と交通円滑化
毎朝決まった時間に渋滞が発生する交差点や、休日になると混雑する道路区間など、渋滞のボトルネック(交通の流れが滞る箇所)を見つけ出すために交通量調査が行われます。どの時間帯にどれくらいの車が集中しているかが分かれば、信号のタイミングを調整したり、車線を増やしたりといった具体的な対策が打てるようになります。
また、バイパス道路やトンネルが新しく開通した後には、「本当に渋滞が解消されたのか」「周辺道路の交通量はどう変化したのか」を確認するための調査も実施されます。特に高速道路やバイパスなど大規模な道路が新たに供用された場合は、供用前・供用直後・供用半年後といった時期に継続的に調査を行い、整備効果を詳細に把握します。これにより、道路整備の効果を数値で証明でき、今後の道路計画に活かすことができます。
③道路の維持管理と改良
道路は使われ続けることで劣化していきます。特に大型トラックが頻繁に通る道路は傷みやすく、補修の優先順位を決める必要があります。交通量調査によって「どの道路がどれくらい使われているか」「大型車の通行量はどの程度か」を把握することで、効率的な道路の維持管理計画が立てられるのです。
また、信号機の設置場所や青信号の時間配分も、交通量データに基づいて決められています。たとえば、南北方向の交通量が多ければ南北の青信号を長めに設定するなど、実際の交通状況に合わせた最適な信号制御が可能になります。
④交通安全対策
交通事故が繰り返し発生する地点では、交通量調査と事故データを組み合わせて分析します。「交通量が多いから事故が多いのか」「特定の曜日や時間帯に事故が集中しているのか」といった傾向を把握することで、事故の原因が見えてきます。
見通しの悪い交差点や、歩行者と車の動線が交錯する危険な箇所を改善する際にも、交通量調査のデータが活用されます。歩行者や自転車の通行量、車の速度や進行方向などを詳しく調べることで、横断歩道の設置、ガードレールの増設、道路の拡幅など、最も効果的な安全対策を選ぶことができるのです。
⑤まちづくりと都市計画
交通量調査は、地域全体のまちづくりや都市計画を進める上でも重要な役割を果たします。市街地の再開発や新しい住宅地の造成、公共施設の配置計画などを検討する際、その地域の交通動線や人の流れを把握することは欠かせません。
住民の生活パターンや移動手段、主要な移動ルートなどを交通量調査で明らかにすることで、より利便性の高い都市づくりが可能になります。たとえば、駅前の再開発では歩行者の動線を考慮した広場や通路の配置、バス路線の見直しなどに調査データが活用されています。
⑥観光・イベント対策
観光地では、繁忙期と閑散期で交通量が大きく変動します。特に紅葉シーズンや桜の季節、夏休み期間などには、通常の何倍もの車や観光客が訪れることがあります。こうした観光需要に対応するため、事前に交通量調査を実施し、臨時駐車場の確保やシャトルバスの運行計画を立てることが重要です。
また、オリンピックや国体、大規模な花火大会など、多くの人が集まるイベント開催時には、会場周辺の交通混雑が予想されます。事前の交通量調査により、交通規制の範囲や迂回ルートの設定、警備体制の配置などを計画し、スムーズな交通管理を実現します。
⑦工事中の影響調査
道路工事や建設工事を行う際には、工事期間中に周辺の交通にどの程度の影響が出るかを事前に把握する必要があります。工事前の交通量を調査し、車線規制や通行止めによってどれくらいの渋滞が発生するかをシミュレーションすることで、工事のスケジュールや規制方法を最適化できます。
また、工事中も定期的に交通量を測定し、想定以上の混雑が発生していないかを確認することで、必要に応じて誘導員の増員や迂回路の案内強化などの追加対策を講じることができます。
交通量調査の主な目的【民間企業編】
民間企業が交通量調査を行う目的は、主にビジネス上の意思決定のためです。詳しく見てみましょう。
| 目的 | 調査内容 | 主な活用例 |
|---|---|---|
| ①新規店舗の出店計画 | ・車両台数、車種構成 ・歩行者数(性別・年齢別) |
・出店候補地の選定 ・ターゲット顧客層の通行量把握 ・朝夕/休日の交通パターン分析 |
| ②ロードサイド店舗の立地選定 | 複数候補地の交通量比較 | ・業態別の適地選定(コンビニ・飲食店・休憩施設など) ・通過台数をもとにした来店数・売上の予測 ・最適な出店地点の決定 |
| ③売上予測への活用 | 交通量と既存店舗の売上相関 | ・開店前の月商予測 ・投資額の決定 ・出店可否判断 |
| ④既存店舗のポテンシャル調査 | 通行量と実売上の比較 | ・立地ポテンシャルの評価 ・売上低迷の原因特定 ・改善施策の立案 |
| ⑤競合店舗の調査 | 競合店前の交通量・通行量 | ・競合店の立地条件把握 ・自社との比較分析 ・今後の戦略立案 |
| ⑥屋外広告の効果測定 | 広告前の通行量(延べ視認者数) | ・広告料金の妥当性判断 ・媒体価値のPR(「1日○万人が通行」) ・広告掲出前後の効果検証 |
| ⑦大型商業施設の影響調査と効果測定 | ・開業前後の交通量変化 ・館内通行量 |
・周辺道路の渋滞対策 ・駐車場台数の決定 ・テナント誘致用データ(「1日○万人来館」) |
①新規店舗の出店計画
コンビニやファミリーレストラン、ガソリンスタンドといった店舗は、車で訪れるお客様が多いため、店舗前を走る車の数がそのまま売上に影響します。そのため出店を検討する際には、候補地の道路をどれくらいの車が通り、どのような車種が多いのかを丁寧に調べることが欠かせません。
一方、歩行者向けの店舗では、人の流れを把握する通行量調査が重要になります。単に人数を数えるだけでなく、性別や年齢層まで分析することで、狙ったお客様がどれほど行き交っているのかが見えてきます。たとえば若い女性向けのアパレルショップであれば、20代から30代の女性が多く通る場所かどうかが、出店判断の大きなポイントになります。
また、通勤車両が多い道路沿いであれば朝夕の集客が期待できますし、トラックの通行が多ければドライバー向けの商品やサービスが効果を発揮します。このように、交通量や通行量を正確に読み解くことが、出店の成功を左右する重要なカギとなるのです。
②ロードサイド店舗の立地選定
幹線道路沿いに出店する「ロードサイド店舗」では、交通量調査が立地選定の最重要データとなります。たとえば同じエリア内でも、業態によって重視するポイントは異なります。コンビニエンスストアであれば交差点付近の通過車両数、飲食店や休憩施設であれば長距離ドライバーの多い幹線道路の交通量が重視されます。また、1日あたりの通過台数から来店率を掛け合わせることで売上予測を算出し、投資対効果を判断する指標としても活用されます。
③売上予測への活用
交通量データは、開店前の売上予測を立てる際の重要な指標になります。過去の出店実績から「交通量1万台の地点では月商○○万円」といった相関関係を導き出し、新規出店地点の交通量と照らし合わせることで、ある程度正確な売上予測が可能になります。この予測は、出店の可否判断や投資額の決定に直結する重要な情報です。
④既存店舗のポテンシャル調査
すでに営業している店舗についても、交通量・通行量調査を実施することがあります。売上に対してどの程度の通行量があるかを把握することで、その店舗が立地のポテンシャルを十分に活かせているかを評価できます。もし通行量が多いにもかかわらず売上が伸び悩んでいる場合は、商品構成や店舗レイアウト、接客など、別の要因に課題があることが分かります。
⑤競合店舗の調査
近隣の類似業種の店舗前でも交通量・通行量調査を行い、競合店の立地条件を把握することがあります。競合店の前を通る人や車の数、時間帯別の傾向などを分析することで、自社との比較や今後の戦略立案に役立てることができます。
⑥屋外広告の効果測定
道路沿いに設置される看板や屋外広告は、「どれだけ多くの人の目に触れるか」が効果を左右します。そこで活用されるのが交通量調査です。
広告の前を1日に何台の車が通り、何人の歩行者が行き交っているのかを把握することで、延べ視認者数を算出できます。視認者数が多い場所ほど広告価値は高まり、広告料金にも反映されるため、広告主にとって交通量データは投資対効果を判断する重要な材料になります。
一方、広告媒体を提供する企業にとっても、通行量調査は欠かせません。「この場所は1日に○万人が通行します」といった具体的な数字を示すことで、広告枠としての魅力を分かりやすく伝えられるからです。
さらに、屋外広告を掲出した後の効果検証にも交通量調査は役立ちます。掲出前後で店舗への来客数や問い合わせ数がどのように変化したのかを、交通量データと照らし合わせて分析することで、広告が実際にどれほどの成果を生んだのかを定量的に評価できます。こうした検証を重ねることで、次の広告戦略にも活かすことができるのです。
⑦大型商業施設の影響調査と効果測定
ショッピングモールやアウトレットモールといった大型商業施設が新たに誕生すると、周辺道路の交通状況は大きく変わります。そのため建設前の段階から交通量調査を行い、開業後にどれほどの車が集まるのかをシミュレーションしておくことが重要です。これにより、必要な駐車場台数や進入路の設計、さらには周辺道路の渋滞対策までを事前に計画することができます。
施設が完成した後には、実際の集客状況を把握するために、施設周辺や館内で通行量調査が行われます。事前の予測と開業後の実態を比較することで、その施設がどれほどの集客力を持っているのかを客観的に評価することができます。
また、大型ショッピングセンターでは、入居を検討するテナントに対して施設の魅力を具体的に示す必要があります。館内の通行量調査を通じて、「1日に○万人が来館している」「この区画は若い女性の通行が多い」といったデータを提示できれば、施設のポテンシャルが明確になり、テナント誘致をより有利に進めることができるのです。
交通量調査の具体的な活用事例
ここまで交通量調査の目的について見てきましたが、実際にはどのような場面で活用されているのでしょうか。ここでは、私たちサーベイリサーチセンターが関わった事例の一つをご紹介します。
オリンピックのような大規模な国際イベントでは、会場周辺の交通計画がイベント全体の成否を左右します。ある開催予定会場では、本番に向けた準備の一環として、数年前に行われた世界大会など、規模や条件が近いイベントの際に詳細な交通量調査を実施しました。
調査では、競技開催時における会場周辺の車両や歩行者の動き、公共交通機関の利用状況、さらに時間帯ごとの混雑のピークなどを丁寧に把握しました。これらのデータは、本番となるオリンピックでの輸送計画を立案するための基礎資料として活用される予定です。
このように、大規模イベントを控えている場合でも、事前に類似する小規模イベントで交通量を調査しておくことで、当日の混乱を最小限に抑えた、より精度の高い交通計画を立てることが可能になります。
交通量調査を依頼する際のポイント

交通量調査を専門業者に依頼する場合、調査の質や結果の精度は、依頼する側の準備や業者選びによって大きく変わります。ここでは、効果的な調査を実施するために押さえておきたいポイントを解説します。
【交通量調査を依頼する際のポイント】
- 調査目的を明確にする
- 調査地点と時間帯の選定する
- 専門業者を選ぶ
1. 調査目的を明確にする
交通量調査を依頼する際に最も重要なのは、「何のために調査をするのか」を明確にすることです。目的が曖昧なままでは、必要なデータが得られず、調査費用が無駄になってしまう可能性もあります。
たとえば、「新規出店の可否を判断したい」という目的なら、車両台数だけでなく車種構成や進行方向も重要です。一方、「渋滞対策を検討したい」という目的なら、ピーク時間帯の詳細な交通量や渋滞の長さなども調査項目に含める必要があります。
また、「歩行者向けの店舗なのか、車での来店が中心なのか」「どんな顧客層をターゲットにしているのか」といった情報も、調査設計に影響します。依頼する前に社内で目的を整理し、調査会社に明確に伝えることで、より効果的な調査プランを提案してもらえるでしょう。目的が明確であればあるほど、得られるデータの価値も高まります。
2. 調査地点と時間帯の選定する
交通量調査では、「どこで」「いつ」調査を行うかによって、得られるデータの価値が大きく変わります。調査地点と時間帯の選定は、調査結果の精度を左右する重要なポイントです。
出店を検討する場合、調査地点は候補地の正面だけでなく、周辺や競合店の前など複数地点で行うのが効果的です。交差点の角地であれば四方向の交通量を把握することで、より現実的な集客予測が可能になります。また、対向車線の交通量や右折での進入のしやすさも、来店のしやすさに影響します。
時間帯についても、平日と休日、朝夕の通勤時間帯や昼間・夜間では交通の流れが異なります。飲食店やコンビニなど時間帯で客層が変わる業態では、ターゲットとなる時間帯を重点的に調査することが重要です。予算に制限がある場合は、調査会社と相談しながら、最も重要な曜日や時間帯を優先して選ぶとよいでしょう。
3. 専門業者を選ぶ
交通量調査を成功させるには、信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。業者選びの際は、次のようなポイントを意識すると判断しやすくなります。
①実績と専門性
まず確認したいのが、実績と専門性です。交通量調査の経験が豊富で、なおかつ自分の調査目的に近い案件を手がけているかどうかが重要になります。確認の際は、次のような点に注目するとよいでしょう。
- 商業施設や出店調査など、目的に近い分野での実績があるか
- ホームページに具体的な調査事例が掲載されているか
- 見積もり時に類似案件の経験を具体的に説明できるか
- 国土交通省や自治体、高速道路会社など公的機関との取引実績があるか
②調査員の質と教育体制
次に重要なのが、調査員の質と教育体制です。人手による交通量調査では、調査員の力量がそのままデータの精度に影響します。業者を選ぶ際には、以下の点を確認しておくと安心です。
- 調査員が事前に研修や教育を受けているか
- 調査マニュアルや統一したルールが整備されているか
- 調査員の配置や管理体制が明確になっているか
③調査方法の提案力
続いて、調査方法の提案力も重要な判断材料になります。調査目的に応じて最適な手法を提案できる業者であれば、無駄のない効率的な調査が可能です。たとえば、次のような点がポイントになります。
- 人手カウント、AI画像解析、センサー計測など複数の手法に対応しているか
- 目的や予算に応じた調査方法を具体的に説明できるか
- 過去の経験をもとにメリット・デメリットを提示してくれるか
④大規模調査への対応力
全国規模や多地点での調査を予定している場合は、大規模調査への対応力も欠かせません。特に次の点を確認しておくとよいでしょう。
- 多数の調査員を同時に手配できる体制があるか
- 全国エリアをカバーできる拠点やネットワークがあるか
⑤報告書と費用の分かりやすさ
調査後は、報告書の質とアフターフォローも見逃せないポイントです。調査結果がどのような形で提供されるのかを、事前に確認しておくことが大切です。
- 数字の羅列だけでなく、分析やグラフを使い、わかりやすい成果品であるか
- 報告書のサンプルを事前に確認できるか
- 調査後の質問や追加分析に対応してもらえるか
⑥費用の透明性
最後に、費用の透明性も重要な判断基準となります。見積もり内容が明確で、後から想定外の費用が発生しないかを確認しましょう。
- 見積もりの内訳が分かりやすく示されているか
- 追加費用が発生する条件が明確になっているか
- 価格だけでなく、調査内容や報告書の質を含めて総合的に判断できるか
サーベイリサーチセンターの交通量調査サービスの特徴
サーベイリサーチセンター(SRC)は、長年にわたり交通量調査の分野で豊富な実績を積み重ねてきた専門機関です。官公庁から民間企業まで、幅広いお客様の多様なニーズにお応えしてきました。
①豊富な実績と信頼性
当社は国土交通省や自治体、高速道路会社からの業務に幅広く対応してきた実績があります。道路交通センサスをはじめとする大規模な統計調査から、個別の道路整備効果測定まで、多様な案件に携わってきました。
特に高速道路の新規供用やインターチェンジが開通した後の整備効果測定では、ある地点間の所要時間がどれだけ短縮されたか、渋滞がどの程度解消されたかを詳細に分析し、道路整備の効果を数値で証明してきました。
また、オリンピックのような国際的な大規模イベントに向けた輸送計画のための交通量調査など、高度な専門性が求められる案件にも対応してきました。
②幅広い交通調査に対応
私たちは様々な交通調査の「企画〜調査~レポーティング」まで一貫して対応可能です。
主な調査メニュー
- 自動車交通量調査
- 歩行者通行量調査
- 渋滞長調査
- 旅行時間調査
- 駐車場調査など
お客様の目的や課題に応じて、最適な調査手法を組み合わせたプランをご提案いたします。
③目的に応じた最適な調査方法のご提案
当社では、お客様の調査目的に応じて最適な調査方法をご提案いたします。長年の経験により、どのような目的にどの調査手法が最も適しているかを熟知しており、予算と目的のバランスを考慮した効率的なプランをご提示します。
④高品質な調査体制
当社では、教育を受けた経験豊富な調査員を配置し、正確なデータ収集を実現しています。調査員への教育プログラムや品質管理体制を徹底することで、どのような調査案件でも高い精度と信頼性を確保します。調査結果の品質には特に自信があり、正確な調査結果をお届けすることをお約束いたします。
⑤最新技術と人的調査の融合
AI画像解析や自動計測機器など最新のテクノロジーを積極的に導入する一方で、複雑な交差点や詳細な調査項目が必要な案件では、熟練した調査員による人手カウントを組み合わせています。調査目的や予算に応じて、最適な調査手法をご提案いたします。
⑥大規模調査にも対応
全国規模の調査や多数の地点を同時に調査する大規模案件にも対応できる体制を整えています。道路交通センサスのような全国一斉調査の実績もあり、大規模な調査でも高い品質を維持したデータ収集が可能です。
⑦充実した分析とレポート
単なる数値データの提供にとどまらず、グラフや図表を用いた分かりやすい報告書を作成します。また、お客様の目的に応じた考察や提案も含めた総合的なレポートをご提供し、調査結果を実際の意思決定に活かしていただけるようサポートいたします。
⑧柔軟な対応とアフターフォロー
急な調査依頼や特殊な調査項目にも柔軟に対応いたします。また、調査後の追加分析や疑問点へのご質問にも丁寧にお答えし、お客様が調査結果を最大限に活用できるようアフターフォローも充実させています。
交通量調査のことなら、ぜひサーベイリサーチセンターにお任せください。お客様の課題解決に向けて、最適な調査プランをご提案させていただきます。
調査のことなら、総合調査会社サーベイリサーチセンターにお任せください

私たちサーベイリサーチセンターは、長年にわたり行政機関や民間企業の皆様に信頼される調査パートナーとして、世論調査や商圏分析、各種計画策定のための住民調査など、数多くのプロジェクトを手がけてまいりました。
主な対応分野
- 世論調査・住民意識調査
- 商圏分析・出店計画調査
- 政策立案・効果測定のための調査
- 各種計画策定支援調査
お客様の目的に応じた調査設計から、データ収集、統計解析、わかりやすいレポート作成まで、トータルでサポートいたします。
「どのような調査手法が適しているか分からない」「予算に合わせた提案がほしい」といったご相談も大歓迎です。専門スタッフが丁寧にヒアリングし、貴組織に最適なリサーチプランをご提案させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。

